常温からお燗で美味しいお酒を目指して！熟成チャレンジ！

当店があります長岡市より車で約40分に位置する柏崎市に蔵を構える、阿部酒造さん。
柏崎の名山、米山より湧き出る水と、地元で収穫される酒米を使用して造られるこだわりの蔵元。
製造技術や設備を着実にレベルアップし、また優秀な蔵人も増え、いま日本で勢いのある若手蔵として知られてきています！

H29BYに初登場し文字通り話題騒然となった僕たちの酒シリーズ、
その年度の蔵人たちが主導し、彼らが造りたい酒を造る、いわば毎年の「研究発表」のような意味合いのお酒です。
蔵人が変わればテーマも味わいも変わりますので、昨年のものとは当然違ったものに仕上がっています。

こちらは、蔵人(頭)・小松氏が責任醸造者として手掛けたお酒。
元来、お燗したときに旨味や酸味がどっしり感じられるお酒が好きなこともあり、
「常温からお燗で美味しいお酒」、そして「熟成」に挑戦！
乳酸やアミノ酸を全面に出し、しっかりと米を溶かして旨味や甘みや複雑味を出すことを目指して、
これまでの造りで経験してきた「きもと造り」「完全発酵」等を駆使し、試行錯誤を重ね、
丸2年の常温熟成期間を経て、ようやくひとつのカタチに仕上げることが出来ました。

見た目はやわらかでクリアな琥珀色。
香りは、ふんわりとバナナ感のなかに、きもと仕込みの乳酸感をしっかりと。
味わいは、常温だと甘→酸(乳酸)→ほんのり苦→アルコール感の順に感じ、余韻も短めでキレとバランスが良い感じ！
そしてお燗だと、口当たりにとろみが増して甘味が強まって、余韻では麹のフレーバーが優しく薫ってきます。
常温も美味しいですが、個人的にはお燗が好みです！阿部らしいようで阿部らしくない、でも美味い！(笑)

小松くん談：
「今回はじめての熟成チャレンジでしたが、結果的にめちゃくちゃ美味い酒ができました！
ただ、味わい的に普段の阿部酒造のお酒を好む方にとってはいろいろな意見があるかもしれません。
良し悪しに関わらずたくさんの感想をお待ちしております。」

ゆくゆくは小松くんによる新ブランド誕生を見据えた、今回の実験酒！
挑戦酒ということで、製造数量自体が少量のため、当店入荷数も少なめ…
ご利用はお早めにお願い致します。

※特殊なレシピを採用しているため、瓶内にタンパク混濁が見られることがありますが、
　品質には問題ございません。

原材料	米(国産)・米麹(国産米)
原料米	新潟県産米
精米歩合	(非公開)
酒母	きもと仕込み
日本酒度	(非公開)
酸度	(非公開)
度数	17度
蔵元	阿部酒造 (新潟県)