半年以上の氷温熟成でようやく味が開いてきた直汲み生原酒!
とにかく丁寧な酒造りに定評のある奈良県大倉本家。多くの酒を手間と時間のかかる山廃仕込みにしているのも特徴のひとつ。
この酒は山廃づくりの純米酒、しかもしぼってから手を加えていない無濾過生原酒ですが、
蔵元曰く、もうすぐR3BYの新酒が出回る時期に差し掛かってきたこの時期にようやく味わいが開いてきたとのこと!
搾った直後はなかなか斜に構えて尖った印象だったものの、氷温熟成を経て丸みのある旨味に成長!
ふんわ~りと栗のような甘い香りにまるで干し柿のような甘旨味!
山廃らしい独特の酸味もしっかり感じ、ナッツ系の香ばしさもプラス!そしてアフターにはほのかな苦味が心地よく!
生酒ですが、お燗にすると旨味よりも酸味の方がグググッと伸びてきます!この感覚もまた不思議で面白い!
約1年弱の氷温熟成でもここまで円熟の仕上がりになるとは…。
まだ直汲みらしい若々しさも随所に顔を覗かせていて、そのせめぎ合いがとても楽しい!
ズバリおすすめです!!
原料米 | 雄町 |
精米歩合 | 70% |
日本酒度 | +6前後 |
酸度 | 2.7 |
度数 | 17度以上18度未満 |
蔵元 | 大倉本家 (奈良県) |