圃場別の酒造りを行い地元を活性化!
土地ごとの色を出そうと動きだしたプロジェクト!
シリーズ唯一の「酵母無添加仕込み」!
当店があります長岡市より車で約40分に位置する柏崎市に蔵を構える、阿部酒造さん。
柏崎の名山、米山より湧き出る水と、地元で収穫される酒米を使用して造られるこだわりの蔵元。
お世辞にも大きいとは言えない年間石数、また設備も必要最低限のものしかなく、手作業の仕込みを行っている。
柏崎を含む柏崎刈羽地域は、海沿いから里、山沿いと景色がさまざまで、田んぼのある景色も場所によって全く異なります。
このかけがえのない景色を守るために酒蔵としてできること、それこそが農業であり、地元のお米をたくさん買って酒に変換していくこと
それを続けることで、地元農家さんも米造りを続けられ、景色も守ることもできる。
それをなんとか酒で伝えることは出来ないか、と考え取り組んだのがこの「圃場別プロジェクト」です。
この「安田鳥越」は阿部酒造の目と鼻の先の圃場、それこそ裕太さんが子供の頃から眺めていた景色でもあります。
同シリーズの「赤田」と同様に、住民の生活エリアと密接した“里”エリアの圃場となります。
実は阿部酒造に水道がまだ無い時代、この安田地域の山から竹の水路で水を引き酒造りに利用していたとのこと。
そのような昔からの経緯から、将来この地域で米作りができたらいいなと考えていたそうです。
そんな折、阿部酒造の蔵人兼小清水地域のファーマー、矢島衛氏が昨年より米作りを開始!
今季は収穫量も少ないながら、そのお米でお酒を仕込むことができました。
他の圃場別シリーズすべてに共通することですが、造りのテーマは「その年の米のポテンシャルに頼った酒造り」。
年によって米の違いがあるなかで、毎年同じ味に仕上げる技術に敬意を表しつつも、
その年の米のポテンシャルに合わせた基本レシピを構築し、自分たちがワクワク、楽しみながら酒造りを行う。
その一環として、この安田鳥越も他の圃場別シリーズと同様に「きもと造り」にて醸されています。
さらに、この安田鳥越はシリーズ唯一の「酵母無添加仕込み」となります!
安田鳥越産の米で仕込まれたこのお酒の味わいは、あべらしい旨酸ジューシーさにシャキッとしたミネラル感がプラス!
きもと仕込みらしい奥深く良い意味で複雑な味わいが口内を駆け巡り、それを味わおうと舌が忙しい感じ(笑)
そして、従来の「あべシリーズ」とはまた違った「酸」が楽しめます!
同じ酒米でも圃場が違うだけで、こんなにも味わいが変わってしまうものなのか、と思わず唸っちゃいました(笑)
また、非公開ながら低精白ぎみに仕上げたとのことなので、少し温度をあげてみて味わいの違いを楽しんでみても面白いですね!
こちらの商品の売上げの一部は安田鳥越地域の圃場を整備するために寄付されます。
皆さまの一杯が、明日の安田鳥越地域をつくります。みんなで盛り上げていきましょう!

原材料 | 米(国産)・米麹(国産米) |
原料米 | 柏崎市安田・鳥越産米 |
精米歩合 | (非公開) | 酒母 | 酵母無添加きもと仕込み |
日本酒度 | --- |
酸度 | --- |
度数 | 14度(原酒) |
蔵元 | 阿部酒造 (新潟県) |