初めて“白麹”して醸したチャレンジタンク!
後継者不足と経営難から休業していた、鶴岡市上山添の清酒「奥羽自慢」蔵元の佐藤仁左衛門(にざえもん)酒造場。
同県の酒田市の楯の川酒造(佐藤淳平社長)が「300年続く老舗をこのまま閉じてほしくない」と、
再建に向けた支援に乗り出し完全復活を遂げる。25BY醸造は50石と少ない数量でしたが、小さくても力強い一歩を歩みます。
29BYより、新体制で動き出すことになりました!
醸造責任者として26歳の阿部龍弥氏が、販売責任者として同じく26歳の北山幸輝氏がそれぞれ就任!
商品開発および統括を、蔵元の佐藤淳平氏が自ら手がけます。
そして、新ブランド「吾有事」も立ち上げます。※従来の「奥羽自慢」商品は終売となります。
「吾有事」とは、曹洞宗の開祖・道元禅師の言葉で、自分の「存在」と「時間」との一体感を表す意味です。
酒造りにおいては、経過する時間や自分の存在を忘れるくらい没頭して造ったという意味合いを込めているそうです。
また、商品コンセプトは、以下の通りです。
・オール山形県産米を使用し、全量手作り
・綺麗で上品な旨味のある味わい、わかり易い酒質への転換
そしてラベルには、狼煙に見立てた力強い「吾」の一文字!
蔵のあります鶴岡の土地から満を持して「反撃の狼煙(のろし)を上げる」という意味合いも込められているそうです。
若手26歳コンビで始動した奥羽自慢株式会社、当店も全力で応援致します。
昨年も大好評だった吾有事の低アルコール原酒ですが、
今年は初めて“白麹”を使用して醸したチャレンジタンクとして発売です!
白麹を使用することでクエン酸を多く生成させ、また程良く甘さを残すことで、
甘酸っぱくバランスの良い味わいを目指しました。
今回の挑戦をするにあたって、いろいろな種類の白麹使用酒を集めては試飲し、試行錯誤を繰り返したそうです。
(そのうち何回かは、当店よりご購入いただきました(笑))
その甲斐あってか、今期の造りの中で、社長に美味しい!と絶賛された作品でもあるとのことです!
いいですねー、この軽やかな甘みと柔らかい飲み口!
アルコール度数13%ということもあり、日本酒度を感じさせずにスイスイーっと盃が進んでしまいます。
でもただ飲みやすいだけじゃなくて、軽さの中にしっかりとした旨味を感じます!
従来の甘酸っぱさとは違う甘酸っぱさ、柔らかくクリーミーで、ほんのりミルキーなテイスト…、
そう、乳清(ホエー)だ!ホエーのような甘酸っぱさを感じます!なに、これめちゃくちゃ面白いじゃん!?
料理の種類によってもさまざまな香味の変化を楽しめると思います!
暑い夏にもスイスイ飲めちゃう「新しいタイプ」の低アル原酒!是非お楽しみ下さい!

原料米 | 山形県産 出羽燦々 |
精米歩合 | 55% |
日本酒度 | -5 |
酸度 | 2.7 |
度数 | 13度 |
蔵元 | 奥羽自慢株式会社 (山形県) |