副原料にリンゴとトビシマカンゾウ使用!!
第49回日本アカデミー賞授賞式の公式アフターセレモニーにて、
SAKENOVAが提供されました!
2026年一発目のBrew Noteです。
003〜005まで連続で仕込み、このほとんどが酒の陣の出品酒となります。
副原料の種類、仕込み温度、もろみ日数を変えて定番商品にするレシピをどうするか考えながら仕込みました。
<醸造技術>
第3弾の副原料には、りんごとトビシマカンゾウを選びました。
あまり聞き馴染みのないトビシマカンゾウですが、新潟県佐渡島、山形県飛鳥にのみ群生するユリ科の花です。
5月下旬〜6月上旬に⻩色く大きな花を咲かせ、甘く爽やかな香りがあります。酵母は前回同様、きょうかい901です。
今回は、もろみ後期にりんごとトビシマカンゾウを投入しました。
手作業でりんごの皮を取り除いたうち、ミキサーにかけて100%果汁を濾過したものをもろみに追加しています。
同時に乾燥させたトビシマカンゾウもろみへ投下しています。
りんごの持つ柔らかな香りと甘みをじっくりと醪に溶け込ませつつ、トビシマカンゾウの優美で心を癒すような優しい香り付けをしました。
001と002の課題であった米が溶けない問題を解決するために仕込み温度を2.5度ほど高くしまし
た。
結果として、酒化率は前回よりも高くなし、粕歩合も低く抑えることができました。
<香り>
グラスを近づけると、まず顔を出すのはきょうかい901号酵母由来の、バナナやメロンを思わせる穏やかで優しい吟醸香。
その奥から、りんごの甘く柔らかな香りがふわりと立ち上ります。
さらに、トビシマカンゾウの香りがアクセントとして加わり、これまでにない多層的で優美なアロ
マを形成しています。
佐渡の初夏、夕暮れ時の海岸沿いに咲き誇るカンゾウの花畑と、その向こうに広がるりんご園の風景が目に浮かぶようです。
<味わい>
口に含むと、リッチでジューシーな甘みのアタック。
しかし、ほどよい酸味がその甘みをダレさせることなく、味わい全体を見事に引き締めています。
米がしっかりと溶けたことで生まれた滑らかなテクスチャーが、りんごの甘みとトビシマカンゾウの
フローラルな含み香を優しく下支えし、口の中で一体となって広がります。
低アルによる軽快なボディで、余韻はすっきりとキレが良く、鼻に抜ける甘く華やかな香りが心地よく続きます。
| 原材料 |
米(国産)・米麹(国産米)・りんご(佐渡産)、トビシマカンゾウ(佐渡産) |
| 原料米 |
麹:山田錦、掛:こしいぶき |
| 精米歩合 |
60% |
| 日本酒度 |
-12.40 |
| 酸度 |
1.5 |
| 度数 |
12.5度 |
| 蔵元 |
SAKENOVA BREWERY (新潟県) |