一擲ブランド、いよいよVol.2登場!
「あべ」醸造元 新潟県柏崎市にある阿部酒造さんに、研修生として入社した、坂本一浩 氏。
当初、卒業後は地元の横浜で蔵を作るという話を聞いていましたが、
いろんな出会いやタイミングなどがあり、阿部酒造さんから車で15分くらいのところに
「その他の醸造酒」という免許で弥栄醸造という蔵を構えることになりました。

師匠の阿部酒造さんが近くて、良いんじゃないかなと、個人的に思ったりしております。相談もしやすいしね。
今回のお酒も、阿部酒造さんで坂本くんが設計から仕込みまで自分で行っております。
先日、弥栄醸造さんへお邪魔してきました。外観は古民家のまま、中はしっかりと改装されてました。
でも自分が行った時はまだタンクはありませんでした(笑)

その後すぐにタンクも入り、いよいよというところで、免許がまだ来ないというオチ(笑)
ということで、先に述べた通り阿部酒造さんで委託醸造という形でVol.2も仕込まれました。
ITTEKI (一擲) 十割麹酒!
銘柄の由来は、中国の故事に由来する四文字熟語「乾坤一擲(けんこんいってき)」からきてます。
運命をかけて、のるかそるかの勝負をすることの意らしい。坂本くんの人生をかけた勝負の酒!
Vol.2がやってきました!
初入荷のお酒は、ボリュームを感じながらも、あべの流れを組んだキレの良さが光った一本でした。
坂本くんが配達してくれて、少し仕込みの話を伺いました。
今回は初回よりもよりクリアに仕上げてみましたと、汲み水を調整してよりキレイな仕上がりにしたと。
先日の田植えのイベントも大成功だったようで、生き生きしておりました、新潟は今ほんとに面白い。
さて試飲です。あれ?ラベルが変わってる!気づかれました?気づかれた方はITTEKI通!!
注ぐ、、、 あ、おりがらみだ!
香りをかぐ、、、 穀物のニュアンスがある、酸味の雰囲気もある。
飲む、、、 穀物感が優しく広がり、巨峰の甘みのある香味が全体に広がる。
確かに、初回よりもとてもキレイに仕上がってる、そしてキレのところはやはりあべのDNAを受け継いでいると感じる。
なんだろう、この果実感。グラッシーな面に果実の雫が垂れている感じ、複雑な旨味なのにツルンとした質感。
少し温度が上がってくると、巨峰よりプルーンのような濃縮した味わいが広がる。これはうまいぞ。
あべもそうなんですが、こんなにふっくらと膨らませているのに、中盤からの引きがとてつもなく良い。
この流れが、あべ卒業生しか出せないんじゃないかなと思う。
あべファンの方、是非飲んでもらいたい。
温度が常温に近づいたので、氷を一つ浮かべる。これまた格別!
原材料 |
米麹(新潟県産米) |
原料米 |
新潟県産米 |
精米歩合 |
(非公開) |
日本酒度 |
(非公開) |
酸度 |
(非公開) |
度数 |
14度 |
蔵元 |
弥栄醸造 (新潟県) |