國酒の起源:子種(KODANE)を連想させる雑穀どぶろく!
第2弾のそやし水もとver.!
創業は明治4年。代を重ね酒造りの歴史は130有余年。
酒名『天穏』は日蓮宗の経文から抜粋して命名した由緒あるものです。
“味と香りに生きる手造りの酒”をモットーに、原料の酒米は良質の五百万石、神の舞、佐香錦など
島根県産米並びに兵庫県山田錦米を使用しています。全国新酒鑑評会で過去9回金賞受賞蔵。
当地出雲は出雲風土記にもありますように、酒造りの発祥の地として松尾神社もあり、
出雲を代表する銘酒として多くの人に親しまれています。
こちらは、雑穀入りの発泡性どぶろく(その他の醸造酒)です。
第一弾は「きもと仕込み」でしたが、第二弾のこちらは「そやし水もと仕込み」となります。
※「そやし水もと仕込み」については板倉酒造HPにわかりやすくまとめられていますので、ぜひご覧ください。
https://www.tenon.jp/tenon/655
『なぜ人は酒を造るのか、なぜ人は酒を飲むのか』という壮大なテーマに沿って酒を醸し続ける小島杜氏。
その過程の中で御神酒や生命信仰という概念を知り、その概念を日本酒として表現して来ました。
そしてさらに日本酒の原型を探るべく、御神酒より以前の酒造りである「口噛み酒」をテーマに、雑穀入りのどぶろく酒の製造に着手。
その中で口噛み酒の精神性から『酒とは子種(KODANE)であり、ヒトの生存本能である』という一つの考えに至りました。
製造の経緯と詳細については、板倉酒造HPに画像を交えてまとめられていますので、ぜひご覧くださいませ。
https://www.tenon.jp/tenon/638
下記に、小島杜氏の想いをまとめます(板倉HP商品ページより転載)。
私たちにとっていちばん大事なものとは何でしょう。
純粋な一人の人間、生物としての答えは「生命」そして「子」ではないでしょうか。
私たちの礎となった旧石器、縄文時代。
彼らが生まれて満1歳に至るまでの生存率は50%以下だったとも言われています。
彼らにとっての生命は、現代の「金」や「米」以上の存在であったに違いありません。
そんな彼らの生命への願いの象徴が口噛み酒なのではないかと思われます。
発酵の神秘とアルコールの力は神や自然の奇跡と溢れる生命力。
命を生み出すことのできる女性が雑穀や芋を噛むことで発酵が始まり、
アルコールが生まれることで生命が宿った液体、酒となります。
この生命の液体である酒で男を呼び寄せ、飲ませることで男に滋養強壮させて生命を宿らせ
男女がまぐわい、女は子種を得て、子供を宿します。
酒は生命、酒は子ども。酒は未来への希望を宿した生命の象徴なのかもしれません。
今回のKODANEはそんな生命の営みを表現してみました。
雑穀を使用してビタミン類を多く溶け出させること、麹の比率を高くしアミノ酸を多くすること
瓶内発酵で湧き立つガスが酵母の生命感に、滋養強壮成分を多く溶け出させるための少し強めのアルコール
これらの現実的な製法で表現してみました。
どうぞお楽しみください。
★★★ 注意 ★★★
発泡性がかなり強いお酒です!
開栓前に、下記注意事項を必ずお読みください!
(板倉酒造様からの注意喚起資料を転載します)


原材料 | 米(国産)・米麹(国産米)・丸麦(国産大豆)・押麦・黒米・青肌玄米・赤米・もち玄米・もち麦 青大豆※・小豆・黒大豆※・大豆※・とうもろこし※・発芽玄米・はと麦・米粒麦・緑米 アマランサス・うるちあわ・たかきび・ひえ・もちあわ・もちきび (※:遺伝子組み換えでない) |
原料米 | 国産米 |
精米歩合 | --- |
日本酒度 | --- |
酸度 | --- |
酒母・酵母 | きもと仕込み、酵母無添加 |
度数 | 14度(原酒) |
蔵元 | 板倉酒造 (島根県) |