野性味溢れる、濃～醇で“セクシー”な甘旨味！

世界遺産大峰の麓、奈良吉野の地で、いにしえの時代より伝わる甘く柔らかな湧き水を仕込み水とし、
上質な酸味を引き出す手造りの製法を守り「米のうまみが伝わる酒」を醸し続けております。
さらに地元生産者との連携を深め、契約栽培による安心安全な顔の見える酒造りを進めております。

わずか50石からスタート、しかし小さい蔵であることをセールスポイントにするのではなく、
きちんとした製造計画を立て、少しづつ増石しながら、理想の酒造りを目指してます。
基本、酵母無添加で仕込まれてます、この土地、この蔵、この造りの技でしか出せない個性的な味わい。
酸をしっかりと引き出したスタイル、着地点を設定せずに仕込んでいるように思えました。
あまり人の手を入れすぎず、自然な状態で無理ない酒造り。
そして橋本くんの酒に対する純粋な思いが素晴らしい。熱い蔵元さんです！！

水もと仕込みとは...
生米を水に浸し乳酸発酵を促すことで酸度を高め、安全に醸造するという全国的にも珍しい製法です。
仕込み中はかなり独特な匂いがします。
その従来の水もと純米酒を、水もとの仕込み水として使用しています。
つまり、いわゆる「貴醸酒」のような製法となります。
貴醸酒といえば、仕込み水の一部に酒を用いる、平安時代に創醸された醸造法。
その仕込み水の一部に、こちらも室町時代に創醸された醸造法である“水もと仕込み”の酒を使用するという…
水もと仕込みだけでも全国的にも珍しい製法なのに、それを掛け合わせるなんて…、おそらく史上初なのでは…！？
（違ってたらごめんなさいm(__)m）

蔵元より↓
酸の表現が生み出す新たな味わいの可能性を追求した、ちょっと特別な花巴となります。
従来の水もと純米酒を水もとの仕込み水として使うことで、水もとの持つ乳酸のニュアンスがギュッと凝縮された
セクシーなお酒に仕上がっています。
水もとを取り組む蔵だからこそできる新たな味わいのチャレンジです。

ガッツリ滓の絡んだにごりバージョンも好評な中、こちらはにごってない無濾過生バージョン！
にごりバージョンよりも2倍も3倍も“濃い～～～”甘旨味にびっくり！！
水もと製法の持つニュアンスがギュギュッと凝縮されていて、まるで「シロップたっぷりのりんご飴」！
それくらい濃醇ジューシーで甘旨い！
滓の有無だけでこんなに違うものなのか！？と思わず唸ってしまうほどの変化球！
蔵元のいう「セクシーなお酒」という表現がほんのちょっぴりだけ腑に落ちたような…、そんな気がします！笑
生クリーム、チーズクリーム、カスタードクリームでも負けない濃醇さ！これ絶対に「アップルパイ」とあうだろー！！

水もとに向き合い、水もとを楽しみ、水もとの可能性を信じて前に進み続ける。
酵母無添加の「花巴」がもつ、多種多様な酸の表現と新しい美味しさをぜひ感じてみてください！

原料米	奈良県産契約栽培米
精米歩合	70%
日本酒度	---
酸度	---
度数	17度
蔵元	美吉野酒造 (奈良県)