まるでサンふじリンゴのような爽快感ある甘酸ジューシーさ!
1830年創業。神奈川県の北部に蔵を構える大矢孝酒造さん。
8代目となる大矢俊介社長(昭和51年生)とは、五年前(平成21年頃)にSmile日本酒というイベントで知り合う。
そしてお互いに少しづつ会社の体力をつけて、吸い寄せられるように再会する。やるしか無いだろう!!
元々のブランド残草(ざるそう)とは、蔵がある土地の名前で、地元の方からは残草さんって呼ばれてたらしいです。
26BYから残草蓬莱(ベースとなる造り)と昇龍蓬莱(きもと造り)にしっかりとブランド分けするとのこと。
また酵母も7号単体で行くらしい、米の味や熟成、また飲みやすさなどを考えるとグッチョイスだと僕も思います。
山形産の出羽燦々(でわさんさん)という酒米を使用して造られます。
当店でも絶好調の残草蓬 槽場直詰めバージョンから、超絶人気のライムラベルバージョンが入荷してきました。
僕も造りを経験していたので、低アルコールの難しさは良くわっていて。変に酒母臭いのは個人的にはアウト。
だからこそ、低アルコールには敏感というか、どのような仕込みの持って行き方をしているのか興味津々。
こちらの残草蓬莱、結論からいいますとよく度数を落としてここまでバランスをキープしたな~です。
甘2:酸8くらいの全体像なんだけど、alc度数が低い事と、バランスが良いので酸も押し出してこない。
まるでサンふじのリンゴのように香り高く風味豊か!甘みの中のほどよい酸味、そして爽快感あるジューシーな味わい!
アルコール度数14度と、それこそ青リンゴジュースを飲んでいるかの圧倒的ジューシー感!
日本酒としての位置をキープしながら、さらにもう一歩進んだ味わい。こいつは凄いですよ!!!
きめ細かい小粒の旨みが実によく効いていて、潔く溶ける。そしてキレる。
一杯目より二杯目、二杯目より三杯目...と旨くなり、十杯目でも体が楽なのを実感することでしょう。
これはスペシャルに旨い、お見逃しなく。

原料米 | 山形産 出羽燦々 |
精米歩合 | 60% |
日本酒度 | -8 |
酸度 | 2.1 |
度数 | 14度(原酒) |
蔵元 | 大矢孝酒造 (神奈川県) |