このまま加水無しで原酒で販売させてください!!
早い頃に、蔵人である喜納さんとのやりとりの中で、ずっと気になっていた純米原酒があって。
本当は、昨年の2021年にお願いしていたのですが、喜納さんの大チョンボで(笑)、お蔵入りでして...
今年こそはリベンジということで、舞鶴の鼓48の純米原酒に狙いを定めて話をしてました。
元々、鼓の純米って、味があって適度に枯れた感じが似合ってて、そしてお燗にも合う質感で、
個人的にも好きなお酒でした、新潟県の中では珍しい酒質かなと思いますね。
そんな中、喜納さんに「炭濾過しない、原酒で発売とかは無理ですかね?」と聞いた所、
「いえ、出来ますよ!」とあっさり(笑) じゃ、じゃ、お願いします。ということで、商品化へ向けて動き出した。
動き出したといっても、既存の鼓48純米酒の原酒なので、特別なことはしてないのですが、
サンプルをもらったときに、何故このスタイルが定番で出てこなかったのだろうと疑問を持つほど美味しい。
一応蔵に確認しました「通常も原酒タイプなんでしたっけ?」と。
蔵元「そうですね、原酒なんですけど、微かに加水して17度くらいにしてます。」と。
頂いたサンプルは、度数が18度、てことは加水前の本当の原酒ですか?
「そうです、少し加水しましょうか?」と喜納さん。
いやいやいやいや!!このまま加水しないで、販売させてください。
こうして本当の原酒がついに届きました、精米歩合が48%ってさ、純米大吟醸規格なんですけど、、、
だからこそ、旨味がありながらもキレイなボディなのでしょうねー。
さて、お燗ですよお燗、原酒のまま愉しめばワイルド、自分で加水して愉しめばマイルド。熱めにつけましょう♪
米のエキスがじんわりと広がり、優しい酸味が包み込む。寒い夜は、この別誂えで温まりましょう。
原料米 | 五百万石 |
精米歩合 | 48% |
日本酒度 | --- |
酸度 | --- |
度数 | 18度 |
蔵元 | 恩田酒造 (新潟県) |